◆前書き◆
大会二日前の金曜日の夜。
我らが『Jacky Boy』(以下『JB』)に連絡を入れた。
「大会で一番怖いのは寝不足。そして大会時間に食欲をMAXにもって行くこと。今日から当日まで調整に入る。」
とのこと。
世間の大人たちは週末ということでハメを外してはしゃいでいる中、フードファイター『JB』は二日後の大会当日16時からのフードインに備え、睡眠調整と空腹調整の為に既に帰宅していたのである。
どこまでもな男だ・・。
大会当日。
ついにこの日がやってきた。
肌寒い朝、窓の外を見ると白銀の世界が広がる。
関東地方を襲った記録的な降雪も今日の大会の波乱を予感させる。
『JB』に連絡を入れた。
「完全に仕上がった。」
我らが『JB』が負ける要素は一つも無い。
◆ギャラリー兼選手サポーター紹介◆
今回は開催店舗であるかっぱ寿司のテーブルを2つ用意。
各選手別々のテーブルに座りそれぞれのサポーターが周りを囲むように着席となった。
<磁石選手サイド>
磁石(選手)
マグナム(マネージャー)
☆野ひかる
めばえ
<『JB』選手サイド>
『JB』(選手)
巌流影(マネージャー)
コムサラ
DAS
まちだくん
◆バトルスタート◆
各選手それぞれ8皿ずつテーブルに注文したところで準備完了。
VF業界No.1の大食いを決めるオフィシャル大会にふさわしく、主催者である私が代表して開催宣言を行った。
「これより第1回VFフードバトルを開始する。フードイン!!」
16時5分START!
序盤は大きな差は無く、やや磁石選手がリード、早くも用意した8皿が無くなり注文が飛び交います。
『JB』選手も
「かっぱ寿司さんの寿司ほんと美味しい~」と今や小僧寿しのCMをやってるギャル曽根ちゃんのモノマネを挟みながら食べています。
ここで驚いたのは磁石選手の食べ終えた皿の柄。
可愛らしいエビやイカのイラストが描かれた黄色いお皿で統一されています。
かっぱ寿司ではお子様も楽しめるように黄色いお皿はサビ抜きのお寿司とわかるようになっているのですが、なんと磁石選手は全品サビ抜きで注文していたのです。(普通にサビ有り寿司は苦手なんだそうです。)
あとは「やっぱ寿司は手食いでしょ」とロスタイムに繋がる箸は使用していませんでした。
『JB』選手も序盤から食べやすい食材を中心にバランス良く食べ進めています。
磁石選手20皿経過時点(『JB』選手は18皿)で「杏仁豆腐」を追加注文。
サイドメニューは皿数としてはカウントされないのですが、そろそろ酢飯に飽きてきたところに甘いスイーツで味変(あじへん)を入れてくるとはなかなかやりおる!と関心。
「まだまだ倍はいける」と磁石選手余裕のコメント。
『JB』選手は寡黙に同じペースで食べすすめています。
磁石選手が30皿を過ぎたあたりで『JB』選手は28皿とやはり2皿差。
このあたりから明らかに磁石選手のペースが落ち始めています。
あっという間に時間は45分経過。
この時点で磁石選手35皿、『JB』選手33皿。
オフィシャルルールによる劣勢の選手側に戦闘意欲があるために泣きの15分延長が発動。
磁石選手は延長決定にかなり厳しい表情となってきています。
しかしここでまさかの磁石選手「杏仁豆腐」の追加注文。
完全に飽きてきた酢飯の感覚を取り払う為にスイーツで味変です。
『JB』選手も食べやすい甘エビの追加注文を繰り返しています。
甘エビの尻尾の残骸だけで凄い量になっています。
残り五分。
磁石選手38皿。39皿目を食べようとしている。
『JB』選手37皿。38皿目を食べようとしている。
ここで『JB』選手、額には尋常じゃない脂汗。そしてヤバ目の顔色。
無念のリタイア。
磁石選手の勝利です。
VF業界で一番喰う男 磁石 に決定。
60分終了時点での結果
磁石選手
枚数・・・40皿
お味噌汁・・・1杯
杏仁豆腐・・・2杯
『JB』選手
枚数・・・38皿(リタイア)
◆後書き◆
この大会を見届け、
「沢山食べるってかっこいいよな。」
自然とこうもらしてしまった。
フードファイター2人の対決を目の当たりにし、男として、、いや生き物として完全に負けた感をうえつけられた。
そしてサポーターとして参加した誰もがキラキラと輝いた目で大会の感想を楽しそうに語っている。
開催して良かった。
そして選手としてこの舞台にあがってくれた磁石選手、『Jacky Boy』選手に心から敬意を表したい。
<注意>
大会に参加した選手は特殊な訓練を受けています。
決して素人による大食いの真似事はしないで下さい。